

外がすっかり秋めいてきました。みなさまはいかがおすごしでしょうか。
さて、アトリエまつげのふたりはこの夏、九州へと旅に出かけました。
九州はどこも面白そうで、行き先にとても迷ったのですが、良質な温泉と
豊かな地形、乗りたい列車を決め手に、今回は九州の中部、熊本と大分の
ふたつの県をめぐることにしました。
初日は九州新幹線や在来線を乗り継いで熊本へ。熊本駅に到着後、すぐに
向かった先は三角港です。なぜ三角港かというと、熊本から三角まで走る
三角線に乗りたかったからなのですが、実はずっと、この三角というネー
ミングが気になっていたのです。さんかく。きっと三角港には、三角形の
色々が溢れているはず…。などとあれこれ想像していたのですが、出発の
直前に、三角を“みすみ”とよむことを知り、私の頭の中で作り上げた三角
形ワールドはあっけなく消えてしまったのでした。
そんなこともふくめ、楽しみにしていた三角線。一両編成の小さな列車で
はありますが、情感あふれる車窓の景色と駅舎の数々、優しい地元の方と
の交流もあり、忘れられないとても良い時間となりました。
しかし、この三角線の旅、終着駅の三角港で奇跡が待っていたのです。
なんと、三角港のあちこちに三角形のオブジェを発見!わずか一部ですが、
私の描いた三角ワールドの復活に、うれしさがこみ上げてくるのでした。

この日の夕食は、熊本名物の太平燕を。コクのあるスープと春雨の麺がよ
くあい、とても美味しかったです。揚げた卵もまた、いいアクセント。
すっかりいい気分で夜をむかえたふたり。翌朝は憧れの鶴屋百貨店めぐり、
大分県へとむかう、さらなる長旅が待っているのでした。
